医師と片頭痛を話そう

“私の片頭痛”を伝えるには?

片頭痛治療には複数の選択肢があります。あなたに合う治療法を見つけることで、「あたりまえ」「仕方ない」と思っていたこれまでの生活が変わるかもしれません。
あなたに合う治療法を見つけるために、医師への伝え方を工夫しましょう。

「頭痛があるとき」だけでなく、「頭痛がないとき」の困りごとも伝えましょう


片頭痛患者さんの多くは、頭痛があるとき(=発作時)だけでなく、頭痛がないとき(=発作間欠期)にも困りごとや支障を抱えています。
あなたに合う治療をするためには、頭痛があるときだけでなく、頭痛がないときも含めて、日常生活の支障全般を評価する必要があります。
あなたが率直に感じている支障を、医師に伝えましょう。

日常生活にどんな影響がある?「頭痛があるとき」・「頭痛がないとき」の状態をセルフチェック。


「頭痛があるとき・頭痛がないときチェック」は、片頭痛でどれだけ日常生活に支障を与えているかを知ることができるツールです。自身の状態を、客観的に確認してみましょう。

どこで相談すればいいの? 片頭痛治療には頭痛専門医がいます。


自分に合う治療法を見つけるには、詳しく相談できる頭痛専門医を受診することをおすすめします。
頭痛専門医は日本頭痛学会が認定した医師のことで、頭痛治療に関する豊富な知識と経験を持っています。
一人ひとりの頭痛の性質・特徴を把握した上で適切な診断、治療を行うほか、頭痛を防ぐための生活指導なども行います。

頭痛専門医を探すには?


お一人で抱え込まずに、近くの頭痛専門医や専門施設を探してみませんか。

頭痛専門医からのメッセージ

長い間片頭痛と付き合ってきたあなたは、「片頭痛があってあたりまえ」「仕方ない」という思いで日々を過ごされているかもしれません。私たち頭痛専門医は、そんなあなたの日々を変えたいと考えています。それには、症状だけではなく、あなたが困っていることや、希望されていることについても知る必要があります。片頭痛は近年、治療選択肢が増え、変わってきています。あなたに合う治療法を一緒に見つけるため、こちらでご紹介しているツールも必要に応じて活用しながら、お近くの頭痛専門医にぜひご相談ください。

監修:獨協医科大学 名誉教授 平田幸一先生

協力:JPAC(頭痛医療を促進する患者と医療従事者の会)